賃貸物件を調べているときに出てくるアパートやマンション、ハイツ、コーポなど物件の種別は色々あります。一体何が違って、どこに住むのがいいのか。
今回は物件の種別とその物件種類に住むメリット、デメリットをご紹介します。
実は明確な定義はない!?
マンションやアパート、ハイツやコーポなどに決められた定義はありません。
建築基準法や宅地建物取引業法では、ひとつの敷地内に複数の世帯が入居する形態の建物を共同住宅といい、アパートやマンションなどの区別の定義はありません。
コーポやハイツなどは大家さんなどが住所をもじったり、覚えやすい単語を取り入れたりと自由に定めており、アパートの名称として使用されることが多いです。
定義はありませんが、造りや構造で名づけられているため、それぞれの特徴などを確認してみましょう。
アパートとは…
一般的に木造や軽量鉄骨造などの2階建て以上の共同住宅のことを指します。

アパートのいいところ
- マンションよりも構造上、家賃が安い
- 賃貸アパートは管理人が常駐している物件が少ないため、管理費もほとんどかからないことが多い
- 駐車場などが無料だったり、低価格で借りられることもある
- 収納スペースが広く、荷物の収容がしやすい間取りになっていることが多い
アパートの注意するところ
- 木造だと音漏れや日当たりなど、良し悪しの差が激しいところも多い
- マンションに比べて気密性が低いため、木造だとエアコンの効きが悪い可能性もある
マンションとは…
RC造、SRC造、重量鉄骨造などで建てられた3階建て以上の共同住宅を指します。
アパートより規模が大きく、丈夫な構造になっています。

マンションのいいところ
- 防音性や住宅設備が充実しているところが多い。
- 施錠方式がオートロックやダブルロックなどあり、防犯設備も安心できるところが多い
- 宅配BOXや24時間利用可能な専用ゴミ出しスペースなど利便性が高い。
- エレベーターがついていたり、高級感がある
マンションの注意するところ
- アパートより家賃の相場があがり、また管理費が必要になってくるところが多い
- 駐車場代などが高くかかってくる場合がある
マンションとアパートはどっちが人気?
マンションもアパートもそれぞれのメリットとデメリットがありますが、やはり人気なのはマンションです。
騒音や防犯対策をしっかりしたいならマンション。
一人暮らしの女性や、小さな子供のいる家庭の方はマンションがおすすめです。
安さや広さを優先させたいならアパート。
学生の方や、貯金がしたカップルなどにアパートはおすすめです。
「アパートだから古臭い」「高級感があるからマンション」と考えてはいけません。
アポートの中にはもちろん、エレベーターがあるところもあり、高級感のある外観をしているアパートもあります。
物件を選ぶときには種類ではなく、構造や造りの違いを確認し、優先したい事項に合う条件の部屋を見つけることが一番です。